2013/12/06
ブログ
ことわざの世界
もうすぐお正月ですね。
お正月といえば「かるた取り」なんていうと時代を感じてしまいますが、小学生の頃、ことわざの学習も兼ね「いろはかるた」が盛んだったことを覚えています。
当時は、耳から入る言葉と絵札を覚えるのに必死で、肝心のことわざの意味は二の次でしたが、大人になって読み返してみると、その奥深さはなかなか興味深いものがあります。
例えば「い」の「犬も歩けば棒に当たる」は、犬が棒で叩かれている絵柄のせいでマイナスイメージでしたが、「むやみにでしゃばると思わぬ災難に合う」という意味のほかに「億劫がらずに外に出れば思わぬ幸運に出会う」という正反対の意味もあるそうです。
また、子供心に語呂が気になっていた「さ」の「三遍回って煙草にしよ」(「煙草に塩」と勘違いしていました)は、「三遍見回りしてから一服しよう」ということから、「休むのは後にして、もう一度しっかり確かめよ」という意味だそうです。午前中からコーヒーで一服している場合じゃないですね・・・(汗)
さらに、絵柄が滑稽で印象的だった「よ」の「葦(よし)の髄から天井を覗く」は、細い空洞から天井を覗くことから、「物事を狭い視野で判断すること」だそうです。「井の中の蛙大海を知らず」と同義とのことですが、世間にそのような人が多かったからこそ、戒めの言葉が様々な言い回しで表現されていたのかもしれません。
法律事務所の立場から言えば、やはり「ろ」の「論より証拠」でしょうか。
いくら理論で固めても、事実を示す証拠にはかないません。お金の貸し借りの際の借用書や領収書、相手方とのやりとりを記したメモなど、不穏な気配を感じたら、少しでも多くの証拠をしっかり確保することをおすすめします。
そして、いざというときの「転ばぬ先の杖」として、一新総合法律事務所をぜひお気軽にご利用ください(*^_^*)
来年のお正月は、のんびりこたつに入りながら、ことわざの世界を旅してみるのもよいかもしれません。
【投稿者:皆川】
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