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2013/03/08

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「新人事務員ダイイチロウの事務員日記」

長岡事務所

新潟No.1法律事務所の新人事務員のダイイチロウ君。大学は文学部だし、法律のことなんて全く知らない。でも、やる気だけは誰にも負けない。おっちょこちょいなのが玉にキズ。今日も先輩事務員さんに怒られながらも、がんばってます!!

 

第1話「甲号証、乙号証って何?」

 

A子先輩 「ちょっとダイイチロウ君。この書類を、甲第1号証から第3号証にして、正本と副本、それにこちらの控えをそれぞれ1通ずつ用意して、裁判所と相手方代理人の弁護士へ提出してくれる?」

 

ダイイチロウ 「はい!!」(と返事をしてみたものの、正本?副本?なんかこないだ聞いた気がするけど・・・)

 

ダイイチロウ 「あの~、A子先輩、正本と副本って、何が違うんでしたっけ・・・」

 

A子先輩 「もう忘れたの?こないだ教えたばかりじゃない!正本は裁判所に提出する書証、副本は訴訟の相手方用の書証のことよ」

 

ダイイチロウ 「ああっ、そうでしたそうでした。ちなみに、甲と乙ってなんですか・・・」

 

A子先輩 「それも忘れたの?あなたの耳は飾りなの?全くもう。いい?甲号証は、原告が提出する書証につける番号のことで、乙号証は被告が提出する書証のことよ」

 

ダイイチロウ 「やっぱり! そうだと思ってたんですよね~。ちなみにこの書証はどうやって裁判所と相手方へ提出すればいいんですか?持って行ったほうがいいですか?」

 

A子先輩 「あのね~、相手方の代理人弁護士の事務所は佐渡よ。これからフェリーに乗ってでも行くつもり?今回の書証は白黒でも問題ないし、量も多くなく、FAXでも読みづらくないから、FAXで裁判所と相手方に提出しておいていいわよ。でも、書証によっては、FAXで提出するのに都合が悪い場合もあるから、その場合には、持参や郵送でも仕方ないけどね」

 

ダイイチロウ 「なるほど~、勉強になります。じゃあ早速準備に入ります!」

 

A子先輩「送る時には受領書をつけるのを忘れないようにね。あと、左側にとじしろを残してね。」

 

ダイイチロウ 「もちろんですよ~(やべ、忘れてた・・・)」

 

A子先輩 「あと、書証を作るときには、原本を汚したりしちゃだめよ!何?その手は?さっき食べたチョコがついてるじゃない!口の横にも!!洗ってきなさい!!」

 

ダイイチロウ 「は~い・・・」(とほほ・・・ホントA子先輩は厳しいなぁ・・・)

 

⇒第2話へ続く・・(かどうかは微妙(^^;)) ※この話はフィクションです

 

【投稿者:今井】

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