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2012/11/09

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光陰矢のごとし

新発田事務所

先日,誕生日を迎え28歳になりました。

ついこの前まで20代前半だったはずが,気づけばアラサーです。

年齢を重ねるにつれ,時間の経過が早く,一年があっという間に感じます。

 

そこで「なぜ年を取ると時間の経過が早く感じるか」について調べてみましたのでいくつかご紹介したいと思います。

 

まず,フランスの哲学者ポール・ジャネの「ジャネの法則」によると,生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する(年齢に反比例する)そうです。具体的には30歳の人にとっての1年は人生の30分の1に,10歳の人にとっての1年は人生の10分の1になるため,同じ1日でも10歳の人が感じる1日は30歳の人の3日分に相当するということらしいです。これに従うと,今の私は14歳の時の倍の早さで時間が経っているように感じているということになります。

次に,心拍数が関係しているという説もあります。心拍数が高い子どもは行動のテンポが早く,1日を長く感じますが,年を取るにつれ,心拍数も低下し,行動のテンポも遅くなるため,時間経過が早く感じるようになるのだそうです。

 

最後に,脳の情報処理の仕組みによる説です。人間の脳は受け取った様々な情報を処理していて,既知の情報の処理にはそれほど時間はかからず,新しい情報の処理には時間がかかるため,時間が長く感じられるそうです。つまり,年を取って知識や経験が増え,新しい情報が少なくなると,時間が経つのが早く感じるというわけです。

 

どの説もそれなりに信憑性がありそうですが,これらの説は,あくまで相対的な体感時間の話であって,時間の長さは絶対で有限です。実際の時間が増えたり減ったりするわけではないので,時間を無駄にすることがないよう,1日1日を有意義に過ごしたいと思います。

 

【投稿者:酒井】

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