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2017/08/03

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8/3 弁護士が徹底解説「同一労働同一賃金」への実務対策セミナーを開催いたしました!

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8月の定期セミナーは、

弁護士が徹底解説!「同一労働同一賃金」への実務対策セミナーを開催いたしました。

 

当日の講師は、労務・労災案件の取扱い経験が豊富な、弁護士 五十嵐亮が務めました。

 

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今回のセミナーは、①なぜ同一労働同一賃金なのか ②裁判例の紹介 ③同一労働同一賃金ガイドライン案を読み解く という流れでご説明をさせていただきました。

 

同一労働同一賃金が問題の背景には、今盛んに叫ばれている「働き方改革」があります。

では、そもそもなぜ「働き方改革」が必要になるのでしょうか。

 

それは、以下の2点が要因にあります。

 

①   人口及び労働能力の減少による多様性の推進

②   長時間労働の慣習を是正する必要性

 

現在日本の正社員の多くが、決まった時間に出社する必要があったり、勤務時間が固定されていることがほとんどです。

しかし、介護・育児をする者、高齢者、障害者等は、こういった正社員の働き方になじめないため、パートタイムを選択せざるを得ない状況に陥っています。

 

多様な働き方を実現するためには、限られた人材の有効活用が必要になるため、同一労働同一賃金が必要になるのです。

 

また、セミナーでは、同一労働同一賃金に関する2つの裁判例が紹介されました。

この裁判例については、現在いずれも最高裁に上告中ですので、最高裁の判断が注目されるところです。

 

最後に、「同一労働同一賃金」ガイドライン案についてご説明しました。

 

働き方改革のガイドライン案には、「非正規という言葉を一掃する」という強い言葉が使われていますが、「いかなる場合に不合理になるか」という点について正確な理解が必要になります。

 

ガイドライン案には、正社員と非正規社員の待遇差が問題にならない事例がいくつか紹介されています。

たとえば、以下のような場合です。

 

<事例>

例えば、本社の他に現場として各店舗があるとする。

各店舗にはパートと正社員がおり、パートは販売業務をしていて、正社員もパートと同じ仕事をしているという場合。

この場合、同じ仕事をしているが、正社員の方が給料を高くしていいのか?

 

<ポイント>

このケースでは、管理職になるためのキャリア形成として、現場の仕事をしているのが、正社員ということになる。

 

<結論>

正社員は、将来の期待、キャリアアップの仕組みが異なるとして、今は販売業務についているが、将来的には配置転換等もあるため基本給の差異をつけても問題とならない。

 

「同一労働同一賃金」ガイドライン案のポイントは以下の3つです。

 

◆同一労働同一賃金の目的は、非正規雇用の処遇改善

◆ガイドライン案は、やみくもに非正規雇用の給与の引き上げを求めているわけではない

◆正社員と非正規社員の待遇の「違い」とその「根拠」を説明できるようにする必要がある。

 

正社員と非正規社員の待遇差を見直す必要があると感じている方は、まず、以下の事項について整理してみてください。

 

1 社員区分ごとにまず何をやっているのか

2 社員区分ごとの期待役割

3 社員区分ごとの給与項目と支払い状況

4 社員区分ごとの配置状況

 

そのうえで、職務内容を明確にして、その違いを明確に説明できるようにするのがよいでしょう。

 

それぞれの雇用形態での働き方、キャリアアップの仕方を明確にすることは、従業員のモチベーションの維持にもつながります。

 

「働き方改革」が叫ばれている昨今です。今一度、自社の勤務体系について、見直してみてはいかがでしょうか。

 

 

◆ 次回セミナーのご案内 ◆

 

さて、次回の定期セミナーは、中小企業でありながら、障がい者雇用や働き方改革に積極的に取り組む、株式会社銀座様とのコラボセミナーです!

9月13日(水)に、積極的な障がい者雇用で企業の利益もアップ!企業向け障がい者雇用支援セミナーを開催いたします。

 

「障がい者雇用は大変だ」というネガティブなイメージをお持ちではありませんか?

確かに、何も知識がない状態で障がい者を雇用するのは、様々なリスクがあります。

しかし、障がい者雇用は、その企業で働く従業員にもプラスの影響を与えます。

障がい者雇用をするにあたり、事前に把握しておくべき情報は何なのか、障がい者雇用のポイントは何なのかを理解したうえで雇用をすれば、決してマイナスにはならないのです。

 

9月のセミナーでは、障がい者雇用に熱心に取り組む、株式会社銀座の代表取締役 薄田 誠氏より、雇用をする際のポイントや、実際に雇用してみて気づいたことについてお話をいただきました。

薄田氏は、障がい者雇用に関し、大変前向き且つ熱心に取り組まれています。

障がい者雇用への概念が覆されること間違いなしのセミナーです!

障がい者雇用はまだ早い、大変そうで手が出せない、とお考えの方は、ぜひ本セミナーへご参加ください。

 

セミナーの詳細につきましては、明日アップさせていただきますので、今しばらくお待ちください!

 

 

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